環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は5月1日、遺伝子組み換えされた蚊をフロリダ州モンロー郡とテキサス州ハリス郡(ヒューストン市)周辺に放出し、蚊が媒介する感染症の拡散を抑制する一助となるかどうかを調べる研究を初めて認可した。英国のバイオテクノロジー企業、オキシテック社(Oxitec Ltd)が、ジカウィルスやその他のウィルスを媒介する蚊として知られているネッタイシマカの遺伝子を組み換えた蚊を放出する実験的使用許可を得た。同社は、放出を行う前に、州及び地方自治体の許可を得なくてはならないが、認められた場合、今夏からフロリダ州モンロー郡で、2021年からはテキサス州ハリス郡で、2年間にわたって試験を行う。同社の発表によれば、遺伝子組み換えされたネッタイシマカは、メスの子孫が生存できない遺伝子を持っており、オスの蚊のみが生存できる。オスの蚊のみが生存できることで、遺伝子が拡散するに従い、蚊の数は減少するとされている。
Bloomberg Law “EPA Grants First Permit to Test Genetically Modified Mosquitoes” (5/1/20)