現在のコミュニケーション、ナビゲーション、金融取引、分散型クラウド、防衛機能の多くは、原子時計の正確な時間計測に依存している。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は過去数十年に亘り、原子時計技術の進展と小型化に大型投資をしており、チップ・サイズの原子時計(chip-scale atomic clock: CSAC)を創出した。CSACは現在、商用化されており、そのサイズ/重量/電力に対してこれまでにない安定した時間計測を提供している。しかし、これら第一世代のCSACには根本的な限界がある。DARPAの「安定強化された原子時計(Atomic Clock with Enhanced Stability: ACES)」プログラムは、既存のものに比べて主要な性能が1000倍となる次世代のバッテリー型CSACの開発に取り組んでいる。ACESプログラムの下、3つのチームがこれまでに初期の進展を実証している。
Defense Advanced Research Project Agency “DARPA Making Progress on Miniaturized Atomic Clocks for Future PNT Applications” (8/20/19)