センシティブな知的財産情報や金融情報、個人特定情報など、重要な情報の安全とセキュリティは、極めて重要である。従来型の主なデータ暗号化手法は、データを秘密のコードに変換し、解読キーへのアクセスを持つ人によってのみ解読できるという手法である。こうした手法はデータがネットワーク間を移動している間や保管されている間はデータを保護するが、その処理もしくはコンピューティングをする際には最初に解読される必要があり、数多くの脆弱性と危険にさらされることになる。完全準同型暗号(fully homomorphic encryption: FHE)は、この課題にソリューションを提示しているが、HFEが広範に使用されるには、数々の課題がある。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「仮想環境におけるデータ保護(Data Protection in Virtual Environments: DPRIVE)」プログラムを立ち上げた。本プログラムは、FHEの広範な利用を妨げているコンピュテーション上の課題を緩和する新規のハードウェア・アクセラレータを開発することを狙いとしている。
Defense Advanced Research Project Agency “Building Hardware to Enable Continuous Data Protections” (3/2/20)