世界がAIで米国に追いつきつつある

世界の人工知能(AI)スタートアップへのファンディング取引に米国が占める割合は、昨年初めて5割を切った。2013年には、米国は全取引の約75%を占めていたが、その割合は急速に減少している。スタートアップ市場はイノベーションの鍵となる牽引要素である。トランプ大統領は2月に署名した行政命令の中で、「AIは、米国の経済及び国家安全保障を維持するために極めて重要である」と述べている。ただし大統領は、AIの研究開発に新たな資金は充当せず、連邦機関に対して、既存の資金をAIへ優先的に充当するよう要請したのみであった。豊富な人材と積極的なベンチャー・キャピタル資本を持つ米国は、AIの商業化で幸先の良いスタートを切ったが、金融危機以降、米国のスタートアップ企業数は比較的横ばい状態となっている。一方、欧州や中国のAIスタートアップ企業は、AI支配に向けた政府による協調的な戦略計画に牽引される形で顕著な存在となってきている。​ ​ Axios “The world is catching up on AI” (7/29/19)