大不況(Great Recession)からほぼ十年が経過した現在、州政府にとり最悪の事態は過ぎたが、第二次世界大戦後最悪となった不景気は、「州政府は、経済や税収の伸び悩みによる『失われた十年(Lost Decade)』に直面するだろう」という当初の予測通りになっている。18か月に及ぶ不況は2009年6月に終了したものの、多くの州政府は、大不況が財政に及ぼした影響に引き続き対応している状況である。ピュー・チャリタブル・トラスト(Pew Charitable Trusts)は、失われた十年の負の遺産に州政府が直面している例として、①全国で合計2,830億ドルの州税収が失われた、②約半分の州政府において十年前より支出が減少した、③州政府による高等教育への資金拠出は13%減少した、などを挙げている。
Pew Charitable Trusts “‘Lost Decade’ Casts a Post-Recession Shadow on State Finances” (6/4/19)