エネルギー省(Department of Energy)は2月28日、是非を巡って論争的となっている新たな原子炉建設計画を進めていくことを発表した。計画通りに進めば、この「多目的試験炉(Versatile Test Reactor: VTR)」はエネルギー省のアイダホ国立研究所(Idaho National Laboratory: INL)に建設され、原子炉の新たなマテリアルと技術を試験するため、膨大な高エネルギー・ニュートロンを生成する。VTR支持派は、「これによって米国の原子力技術の主要な溝を埋めることができる」と主張するが、一部の者は、「プルトニウムを増殖させ、消費する以上の燃料を生産できる原子炉を建設するための口実である」、「(核兵器の材料となる)プルトニウムに経済性をもたせる増殖炉は不要かつリスキーである」と批判している。
Science “Department of Energy moves forward with controversial test reactor” (2/28/19)