電気自動車(EV)がもたらす影響を考えるうえで、その利用場所だけでなく、走行距離といった要因に注目する必要がある。「EVの実際の走行距離」を割り出すのは容易ではないが、エネルギー研究所(Energy Institute)のルーカス・デイビス氏(Lucas Davis)が「2017年全国世帯渡航調査(2017 National Household Travel Survey: NHTS)」を基に算出した数値によれば、EVの走行距離(年間6,300マイル)はその他の種類の車に比べてはるかに少ないという(プラグイン式ハイブリッド自動車7,800マイル、ガソリン及びディーゼル自動車1万200マイル、従来のハイブリッド車1万2000マイル)。その大きな要因として考えられるのは、EVの走行距離が限定されていることにあるとみられる。EV利用によるガソリン消費削減が期待されているが、走行距離が短ければその恩恵は期待よりも小さなものとなる可能性がある。
Energy Institute Blog “All Charged Up, No Place to Go” (11/5/18)