10月14日に明らかになった財務省(Department of the Treasury)の新規則によれば、米国の科学者は癌治療からジカ・ウイルス対策まであらゆる研究でキューバの研究者と自由に協力できるようになる(10月17日に施行)。2014年12月の米国=キューバの歴史的国交回復に続き、今回発表された新規則により、キューバ製の医薬品が食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)の審査を受けることが容易になる他、FDAの承認を受けたキューバ製医薬品を米国内に輸入し、販売することが可能になる。更にこれまではほとんどキューバ人科学者が米国のグラントや研究助成金を受けることを禁止されていたが、米国政府は今般、この規制も解除した。新しい規則を関係者は歓迎しているが、今後疑問視されているのが、キューバの独自の規則によって予想外の制約がかかる可能性と、キューバのトップ科学者がこれまで自分たちを孤立化しようとしていた国と協力することを受け入れるか否かである。
Science “U.S. and Cuban biomedical researchers are free to collaborate” (10/14/16)