飛行機が飛び交う現在の空域は混雑しているものの、十分に確立された航空管制システムによって安全が保たれている。しかし、商業クワッドコプターなどの小型無人航空システム(unmanned aerial systems: UAS)の場合、そのような包括的な追跡システムは存在しない。市販のUASの価格が低下し、飛行はより容易になり、テロリストや軍事目的での利用が可能になりつつある中、米軍は特に都市部においてこうした飛行体を早急に検知、特定する必要性が増大すると考えられる。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:DARPA)は9月13日、「航空ドラグネット(Aerial Dragnet。Dragnetは地引き網、捜索網の意)」プログラムを発表した。本プログラムの目的は、大都市で上空1,000フィート以下で飛行するすべてのUASを広範囲で持続的に監視するための革新的技術を開発することである。
Defense Advanced Research Project Agency “Keeping a Watchful Eye on Low-Flying Unmanned Aerial Systems in Cities” (9/13/16)