核融合サプライチェーン支出、24%増 市場拡大も供給不足が課題 

核融合産業協会(Fusion Industry Association: FIA)は6月23日、年次報告書「核融合産業供給網(サプライチェーン)2026」を公表し、2025年における世界の核融合産業供給網支出が前年比24%増の総額5億3,800万ドルに達したと発表した。報告書によると、2026年にはさらに27%増加し、6億8,100万ドルに達する見込みで、これまでは企業側の需要創出と供給側の設備投資が拮抗する、いわゆる「鶏と卵」状態が停滞している状況にあったが、直近1年で供給側の75%が能力増強への投資を行うなど解消の兆しが見えている。一方で、現状は電力システム・電源部品(48%)や熱管理技術(44%)、真空容器・ポンプ(各32%)で供給不足が発生しているほか、特に核融合燃料サイクルシステム(48%)や極限環境対応材料(40%)の確保が重大なボトルネックになると指摘した。同協会は、人工知能(AI)普及に伴う電力需要急増の中でクリーンエネルギー実現への圧力が高まっているとし、官民が連携して供給網強化を構築していくよう促している。

ACP “U.S. Energy Storage Market Q1 2026 Sets Records Across Sectors Jun 23 2026” (06/23/26)