退役軍用機のエンジン 最大4万MWの発電能力

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は1月21日、退役した軍用機のエンジンの発電能力が最大4万MWに達する可能性があると発表した。「ボーンヤード(boneyard、墓場)」の別名を持つ、アリゾナ州のデビスモンサン空軍基地(Davis-Monthan Air Force Base)に保管されている約4,000機の退役軍用機のエンジンを利用する場合を想定したもので、同州の現在の発電能力の約10%に相当する量という。その中でも、ターボファンエンジンは約3万2,000MWの発電能力と最も大きな割合を占め、ターボシャフトエンジンとターボプロップエンジンは、それぞれ約1,600MWと7,300MWの発電能力を持つと推定した。しかし、これらのエンジンを発電に利用するには、エンジンの状態や軍事上のニーズ、エンジンの再生・改造にかかるコストなどの課題があり、特にターボシャフトエンジンについては、公益事業用やバックアップ発電に使用されている1MW~2MWのディーゼルエンジンの方が効率的であることにも触れている。

EIA “Air power: Tallying electricity generating potential from retired military aircraft” (01/21/26)
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=67044