カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(Gavin Newsom)は9月29日、「最先端AI透明性法(Transparency in Frontier Artificial Intelligence Act: TFAIA)」を制定したと発表した。この新法は、最先端の人工知能(AI)開発において、安全性・信頼性を高めるのが目的で、大手AI開発企業に対し、国内外の標準や業界のベストプラクティスを盛り込んだ透明性枠組みの公表を義務づける内容となっている。ニューサム知事は「イノベーションと安全性の両立を目指し、カリフォルニア州が全米のモデルケースとなる」と強調し、あわせて、AIの安全性・倫理・公平性を推進する新コンソーシアム「カルコンピュート(CalCompute)」を創設した。また、重大な安全インシデントを緊急サービス室(Office of Emergency Services)に届け出る仕組みも導入し、内部告発者の保護や違反時の民事上の罰則も定めた。さらに、同州技術局(Department of Technology)が法改正更新を毎年提言する体制を整え、国際基準と最新技術への柔軟な対応も図るという。
GOVERNER GAVIN NEWSOM “Governor Newsom signs SB 53, advancing California’s world-leading artificial intelligence industry” (09/30/25)
https://www.gov.ca.gov/2025/09/29/governor-newsom-signs-sb-53-advancing-californias-world-leading-artificial-intelligence-industry/