戦場での負傷者の治療において最も困難な点の一つは、胴体内での重大な出血を見つけ、止血することである。戦地での医療施設には限界があり、多くの兵士が、より迅速な外科治療を受けることで生存の可能性がある負傷によって死亡している。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)が立ち上げた「自律的止血医療(Medics Autonomously Stopping Hemorrhage: MASH)」プログラムは、人工知能(AI)を搭載し、先進のセンサーで誘導されるロボットを使い、ごく限定的な人間の作業のみで、体内の重大な出血場所を見つけ、止血することを目指す。MASHは3年間のプログラムで、①センサーとロボットシステムを統合し、出血場所を特定、②止血のためのソフトウェアと自律操作の開発、の2段階で行われる。
DARPA “Sensor-guided robots could boost lifesaving combat casualty care” (09/08/25)
https://www.darpa.mil/news/2025/sensor-guided-robots-could-boost-lifesaving-combat-casualty-care