トランプ大統領は7月23日、連邦政府が調達するAIモデルに関し、真実性及び思想的中立性を優先するものとすることを要求する大統領令を発令した。本大統領令は、①連邦政府における「ウォーク(Woke、社会正義問題への意識の高い)」なAI使用の回避、②連邦政府におけるAI使用に対する信頼性の保護、③思想的問題ではなく米国民の利益のために尽力、の3つを柱としている。大統領は、多様性・公平性・包摂性(DEI)などといった思想的偏りのあるAIアウトプットを回避するため、連邦省庁長官に対して「偏見のないAI原則(Unbiased AI Principles)」に準拠した大規模言語モデル(LLM)のみを調達するよう指示している。また、大統領府行政管理予算局(Office of Management and Budget:OMB)に対し、省庁長官との相談の上で、各省庁がAI調達原則を実行するための指標を発表するよう指示した他、連邦政府がLLM関連契約を締結する際には「偏見のないAI原則」への準拠に関する条項を含めることを義務付けている。
The White House “Fact Sheet: President Donald J. Trump Prevents Woke AI in the Federal Government” (07/23/25)
https://www.whitehouse.gov/fact-sheets/2025/07/fact-sheet-president-donald-j-trump-prevents-woke-ai-in-the-federal-government/