上院小委員会、NSFグラント復活に希望をもたらす

上院歳出委員会(Senate Committee on Appropriations)の商務・司法・科学小委員会(Commerce, Justice, and Science (CJS) subcommittee)は7月17日、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)及び複数の連邦機関を対象とした歳出法案を承認し、その中で、共和党のリーダーは、「打ち切りになったNSFのグラントの大半を復活させる」という修正案導入を試みたタミー・ボールドウィン議員(Tammy Baldwin、ウィスコンシン州選出民主党)と共に同修正案に再度取り組むことで合意した。ボールドウィン議員による修正案は「NSFに、財務的な誤りや不正研究によって中止になったもの以外のグラントを復活させることを義務付ける」という内容で、小委員会で14対15の党派ラインで否決された。しかし、CJS小委員会のジェリー・モラン委員長(Jerry Moran、カンザス州選出共和党)は、ボールドウィン議員に対して、同議員の修正案を改良する時間を捻出できなかったことを詫び、現行の修正案は容認できないものの、「満足できる形にすべく、共に取り組むことを約束する」と述べた。上院歳出委員会のスーザン・コリンズ委員長(Susan Collins、メイン州選出共和党)も同様の約束をボールドウィン議員に提示した。今後の行方は不透明であるものの、プロジェクト打ち切りのニュースに動揺しているNSF資金受給科学者にとっては貴重な朗報ととらえられている。

Science “Senate panel raises hopes that NSF will restore killed grants” (07/17/25)
https://www.science.org/content/article/senate-panel-raises-hopes-nsf-will-restore-killed-grants