タンパク質構造コンペ、NIHグラント資金の枯渇に伴い終結間近

生物学に関するAI開発を促進するきっかけになったとして国際的に広く知られる科学コンペが立ち消えの危機にある。これは、「タンパク質構造予測重要評価(Critical Assessment of protein Structure Prediction: CASP)」コンペで、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の助成金を受けて30年間に亘って実施されてきたが、その資金が枯渇し、助成金を監督するカリフォルニア大学デイビス校(University of California Davis)が行ってきた緊急支援も8月8日に尽きる。同大学はプログラムを担当する2名の研究者に、彼らの職務は数週間以内に終了すると通達している。CASP運営組織は昨年、80万ドルの助成金の再交付をNIHへ要請し、数回に亘って照会しているものの、NIHは何の確約も提示していない。CASPが終了した場合、コミュニティにとっては甚大な損失となると、タンパク質構造解析専門家は述べる。

Science “Exclusive: Famed protein structure competition nears end as NIH grant money runs out” (07/02/25)
https://www.science.org/content/article/exclusive-famed-protein-structure-competition-nears-end-nih-grant-money-runs-out