エネルギー省監察官室(Department of Energy, Office of Inspector General: OIG)は6月23日、同省のクリーンエネルギー実証室(Office of Clean Energy Demonstrations: OCED)が実施する水素ハブ計画(Regional Clean Hydrogen Hubs Program: H2Hubs)について、適切な計画策定や内部及び外部統制の構築が不十分であるとする監査報告書を発表した。報告書によると、OCEDは80億ドル規模のこの計画について、リスク評価を実施しておらず、十分な人材配置計画も策定していなかった。サラ・ネルソン監察官補佐(Sarah Nelson)は、新設された部署で限られた人員によるプロジェクト選定と資金配分が優先されたことにより、内部統制の整備が後回しになったと指摘した。同計画は、インフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs: IIJA)に基づき全米7カ所でクリーン水素の大規模生産と利用を加速させるもので、監査では適切なリスク評価と包括的な人材計画の策定を求める2つの勧告を行った。
Department of Energy “Regional Clean Hydrogen Hubs Program” (06/23/25)
https://www.energy.gov/sites/default/files/2025-06/DOE-OIG-25-23.pdf