新米国安全保障センター(Center for a New American Security: CNAS)が6月11日に発表した論文「AIチップ密輸対策は国家安全保障の優先事項:中国へのAIチップ密輸を防止する政策更新版(Countering AI Chip Smuggling Has Become a National Security Priority: An Updated Playbook for Preventing AI Chip Smuggling to the PRC)」によれば、中国へのAIチップの密輸は、中国による先進AIへのアクセスを制限しようとする米国の取り組みを大幅に損なう規模で発生しているという。論文によれば、2024年に1万個から数万個のチップが中国へ密輸された可能性があり、実際にそれらの範囲内であれば、密輸されたAIチップは、中国が2024年に取得したAIコンピュートの大幅な割合を占める可能性があるという。論文は、米政府のAIチップ密輸の取り締まり能力は脅威の速度に追いついておらず、産業安全保障局(Bureau of Industry and Security)は深刻な資源不足に陥っている。論文はこうしたリスクの増大に対処するため、政府と業界向けに6つの政策を勧告している。
CNAS “New Paper Warns AI Chip Smuggling to China May Undermine U.S. National Security Interests” (06/11/25)
https://www.cnas.org/press/press-release/new-paper-warns-ai-chip-smuggling-to-china-may-undermine-u-s-national-security-interests