MIT、「食料コンピュータ」プロジェクトを閉鎖

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)は今週、メディア・ラボ(Media Lab)で行われ、話題となっていた「オープン農業イニシアチブ(Open Agricultural Initiative: OpenAg)」が4月に閉鎖していたことを明らかにした。OpenAgは、主任研究科学者だったカレブ・ハーパー氏(Caleb Harper)のアイデアから始まったもので、同氏は、小型のハイテク温室(「個人用食料コンピュータ(personal food computer)」と謳われた)の設計と普及を推進していた。作物は、この個人用食料コンピュータで正確に制御された環境下で、少しの空気で土や太陽光がなくても生育すると宣伝された。このアイデアはメディアにもてはやされたが、内部の科学者が「機器が設計通りに作動したことはなかった」「ラボの職員は店舗で植物を購入し、土を払うよう命じられた」と述べていた。MITは、ハーパー氏は4月30日付けで同大学から退職したと発表したが、退職理由は明らかにしていない。

New York Times “M.I.T. Closes ‘Food Computer’ Project After Scientists Raised Doubts” (5/13/20)