電力業界、設備投資に1.4兆ドル データセンター需要が牽引

ユーティリティ・ダイブ(Utility Dive)は10月27日、国内の電力会社が2025年から30年の5年間で1.4兆ドルの設備投資を行う「スーパーサイクル(数十年に及ぶ景気循環)」に突入したと報じた。格付け会社のモーニングスターDBRS社(Morningstar DBRS)によると、相次ぐデータセンター建設により、北米電力信頼度協議会(North American Electric Reliability Corporation: NERC)のデータに基づく今後10年間の電力需要増加率は、従来予測の6.1%から11.6%へと大幅に上方修正され、規制委員会の支援、健全な信用格付けと資本市場へのアクセスがある電力会社にとって好機になるという。エジソン電気協会(Edison Electric Institute: EEI)も同様の分析を示しており、発電投資は4年連続で業界の総設備投資に占める割合が増加している。一方、報告書は、データセンター容量の需要予測の不確実性、従来の資金調達手段の不足、他の顧客層への料金負担増加といった課題も指摘しており、電力会社は資金不足を補うため民間資本の活用を模索していると伝えている。

Utility Dive “US electric utilities entering investment ‘super-cycle,’ says Morningstar DBRS” (10/27/25)
https://www.utilitydive.com/news/us-electric-utilities-investment-super-cycle-morningstar/803841/