高名な地球物理学者で地震の権威であり、冷戦時代後半の米国科学政策で長年指南役を務めてきたフランク・プレス氏(Frank Press)が1月29日、逝去した。95歳であった。プレス氏は、米国とソ連(当時)の緊張が高まりつつある頃、科学と政府の双方でキャリアを積んだ。1977年にカーター新政権が発足し、カーター大統領に請われて科学顧問及び大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)に就任した。カーター大統領が再選に敗れると、古巣の学術機関へ戻ったが、すぐに米国科学アカデミー(National Academy of Science: NAS)の総裁としてワシントンへ戻った。NAS総裁は1981年から1993年まで務めた(総裁として務められる最長期間)。プレス氏の受賞歴には、1993年の日本国際賞も含まれる。
Washington Post “Frank Press, a guiding force in U.S. science policy for years, dies at 95” (1/31/20)