台湾の半導体メーカー、台湾積体電路製造(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.: TSMC)は、米国アリゾナ州に120億ドルをかけてチップ生産工場を建設する計画を発表した。トランプ大統領が中国の貿易慣行と新型コロナウィルスへの対応に対する批判を強める中、本ニュースは、中国から世界的な技術サプライ・チェーンを奪取しようとするトランプ政権の努力の勝利のように見える。大統領は、製造業を海外から国内へ回帰させることを誓約しており、今回の深刻な景気低迷を受けて、中国への米国の生産とサプライ・チェーンの依存を終結しようと政府全体で推進している。新しく建設されるチップ工場は1,600人以上の雇用を創出すると考えられている。対米投資という点では大きいが、TSMCの水準からすると本計画の資本支出計画(150~160億ドル)の規模は小さい。同社は、9年をかけて工場を生産する予定であるという。
Reuters “Taiwan’s TSMC to build Arizona chip plant as U.S.-China tech rivalry escalates” (5/14/20)