中国、身体型AIでAGI開発強化 CSETが警笛

安全保障・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は12月、中国が人工汎用知能(Artificial General Intelligence: AGI)実現にむけ、人工知能(AI)に身体を与えた「エンボディードAI(embodied AI、身体型AI)」の開発を推進しているとする報告書を発表した。米国や欧州では大規模言語モデル(Large Language Models: LLM)がAGIの主流とされる一方、中国では身体・脳・環境の相互作用を重視し、ロボットやドローン、車両などの物理的なシステムとの統合が進んでいるという。また、中国政府による国家・地方レベルでの政策支援により、沿海部の都市や省庁機関、大学と企業が連携して身体型AI革新センターを相次ぎ設立しており、中国は人間の表現を体現させたAIを経済に組み込み、人間と同等のAGIを開発する目標を達成させようとしている。報告書は米国・同盟国に対し、中国のAI進展を監視しつつ、中国の技術をベンチマークで検証した上で、LLMスケーリング則を超えた多様なAGIアプローチを検討するよう勧告している。

CSET “China’s Embodied AI: A Path to AGI” (Dec/25)