ヒル紙(The Hill)は11月13日、ペンシルベニア州が北東部諸州による地域気候協定「地域温室効果ガスイニシアチブ(Regional Greenhouse Gas Initiative: RGGI)」への参加を撤回したと報じた。新たに成立した州予算合意に基づく決定で、これにより同州の電力会社に課せられていた排出枠購入義務がなくなる。この決定に対し、気候団体エバーグリーン・アクション(Evergreen Action)は、「RGGIは最も効果的な気候対策の手段だった」とし、知事が「共和党の圧力に屈した」と非難しているが、ジョシュ・シャピロ知事(Josh Shapiro)は、共和党が気候対策を妨げる口実としてきたRGGI参加に終止符を打つことで、雇用創出やクリーンエネルギー推進、エネルギー価格の低減に注力することができると強調した。また同知事は、エネルギー計画に排出上限と排出権取引制度を盛り込む考えも新たに示している。一方で、キム・ウォード州上院議長代行(Kim Ward)は、撤退は「電力料金の安定につながる共和党の成果」と強調した。
The Hill “Pennsylvania abandons Northeast climate pact” (11/13/25)
https://thehill.com/policy/energy-environment/5605079-pennsylvania-rggi-northeast-climate-pact-shapiro/