ドローン脅威への強化対策が急務 CNAS報告

新米国安全保障センター(Center for a New American Security: CNAS)は9月10日、米国がドローン脅威に対する防衛準備ができていないという報告書を発表した。過去10年の防衛支出と中東での戦闘作戦を分析した「対スウォーム:ドローン時代における統合部隊の保護(Countering the Swarm: Protecting the Joint Force in the Drone Age)」で、中国との仮想演習による洞察を紹介し、中国の大量の小型ドローン攻撃による脅威対策が急務と提言している。具体的には、国防総省(Department of Defense)に対し、多層的な防衛システムを構築し、人工知能(AI)活用による迅速な対応を進めるよう提案しており、米軍はこれまで高価なミサイルで敵対国の安価なドローンを迎撃するという防御策を採用しているものの、大規模なドローン脅威に対する費用対効果は低く、持続可能なアプローチではないと指摘している。また報告書は、敵対国のドローン群による攻撃によって圧倒されることも想定し、早急な対応がなければ、台湾をめぐる戦いに敗北する可能性も言及している。

CNAS “CNAS Report Finds U.S. Military Unprepared for Drone Threat” (09/10/25)
https://www.cnas.org/press/press-release/cnas-report-finds-u-s-military-unprepared-for-drone-threat