ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)は10月31日、イーロン・マスク氏(Elon Musk)が率いるスペースX社(SpaceX)が国防総省(Department of Defense)と20億ドルの衛星開発契約を締結すると報じた。政府のゴールデン・ドーム計画(Golden Dome project)に基づくこの計画は、ミサイルや航空機を追跡できる最大600基の衛星群から成る、空中移動目標追尾(Air moving target indicator)システムの構築を目指すもので、同社は軍事通信を中継する「ミルネット(Milnet)」や地上車両追跡衛星システムなどの衛星ネットワークを率いることになる。既に7月に成立した税制・歳出法案に予算が含まれており、傘下のスターリンク(Starlink)インターネットサービス向けに1万基以上の衛星も打ち上げるなど宇宙軍(Space Force)や国家偵察局(National Reconnaissance Office)と開発を進めていた。一方で、同社による通信運用に懐疑的な声もあり、同省はヨーク・スペース・システムズ社(York Space Systems)などの新規企業の登用も進めている。
The Wall Street Journal “Elon Musk’s SpaceX Set to Win $2 Billion Pentagon Satellite Deal” (10/31/25)
https://www.wsj.com/politics/national-security/elon-musks-spacex-set-to-win-2-billion-pentagon-satellite-deal-c0a51325