サンディア国立研究所 革新的スパコン「スペクトラ」の運用開始

サンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)は12月8日、次世代コンピュータ構造設計の実証に向け、新型スパコン「スペクトラ(Spectra)」の運用を開始したと発表した。イスラエルのネクストシリコン社(NextSilicon)と共同開発した同スパコンは、通常のCPUやGPUと異なり、リアルタイムでタスク優先度を判断する専用チップ「マーベリック2(Maverick-2)」128個を搭載し、従来比で最大10倍の性能向上と消費電力を半減する設計となっている。この取り組みは、国家核安全保障局(National Nuclear Security Administration: NNSA)の「先進シミュレーション・コンピューティング・プログラム(Advanced Simulation and Computing: ASC)」の一環で、より効率的で適応的な計算構造設計の可能性を探ることを目指すものである。同研究所はこれまでも核兵器の信頼性評価に必要な流体力学シミュレーションなどの実行効率を検証し、2018年にはアーム社(Arm)基盤の世界最速のスパコン「アストラ(Astra)」の導入で成功している。

Sandia National Laboratories “Not the largest supercomputer, but maybe the most interesting ” (12/08/25)
https://newsreleases.sandia.gov/not-the-largest-supercomputer-but-maybe-the-most-interesting/