カナダ、在米研究者の移転を奨励する新予算案

多くの国が米国の科学コミュニティにおける混乱に乗じて優れた研究者を自国の大学へ引き付けようとする中、カナダも最近、その仲間入りをした。カナダ政府が11月4日に発表した2025年予算案には、海外の科学者及び大学院生のカナダ移転を奨励する一連の措置に17億カナダドル(12億米ドル)が含まれている。また、カナダ国内の3つの主要な研究助成拠出機関の予算について2%削減を提示しているが、これは研究者が懸念していた15%削減よりも遥かに小規模である。海外の卓越した科学者をカナダの大学に招致するための予算は、米国で活動する研究者を対象としたものと明示していないものの、「米国のH-1Bビザ保有者向けに迅速な移民手続きを開始する」という誓約が含まれており、在米の海外研究者に優先順位が置かれていることが示唆される。

Science “Canada’s new budget aims to lure U.S. researchers to relocate” (11/5/25)
https://www.science.org/content/article/canada-s-new-budget-aims-lure-u-s-researchers-relocate