「米国はプルトニウム工場の建設を中止し、ウラニウム施設の計画を遅延させるべき」との勧告

懸念する科学者同盟(Union of Concerned Scientists: UCS)は、報告書「スマートな安全保障の選択(Making Smart Security Choices)」の中で、オバマ政権による原子力施設・兵器に関する計画を批判した。オバマ政権は、ニューメキシコ州にあるロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory)にプルトニウム研究施設、「化学冶金研究置換(Chemistry and Metallurgy Research Replacement)」施設を建設する計画でその費用は60億ドルと試算されているが、UCSは同計画について、「政権は数十億ドルを投じて(プルトニウム・ピットの生産能力強化を意図した)新施設を建設するよりも、既存施設の改良を行うべきである」としている。また政権は、テネシー州のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)内のY-12国立安全保障複合施設(Y-12 National Security Complex)に新規の濃縮ウラン処理施設を建設する計画であるが、これについてもUCSは、「施設は必要であるが、現行プロジェクトは非常に野心的であり、より控えめな施設で十分である」として同計画の見直しを勧告している。
NTI “U.S. Should Cancel Plutonium Plant, Delay Uranium Facility: Expert Report” (10/17/13)