NSF、グラント審査プロセスのアウトカムを報告
米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は先般、グラント審査プロセスの年間分析報告書「メリット・レビュー・プロセス:2020年度の要旨(Merit Review Process Fiscal Year 2020 Digest)」を発表した。報告書には、2020年にNSFへ提出された約3万5,000件の研究プロポーザルに関する統計的要旨が示されている。報告書によれば、NSFは、全ての研究分野で正式なプロポーザルの28%に資金を拠出しており、この割合は前年度の26%より上昇し、更に5年ほど前の主流であった20%弱を大幅に上回る。NSFを運営管理する米国科学審議会(National Science Board: NSB)は、プロポーザルの採択率を引き上げるためのNSFの努力を称賛しつつ、採択率を30%に近づけることは研究コミュニティの長期的な健全性に恩恵をもたらすと指摘している。NSBはまた、NSFに対して全てのプロポーザル審査官にバイアス軽減訓練の義務付けを実施するよう勧告した2021年2月の決議案にも言及している。 National Science Foundation “Merit Review Process Fiscal Year 2020 Digest” (April 2022)