米国科学審議会(NSB)、科学・工学分野でのマイノリティ支援を促進するよう提言
米国科学審議会(National Science Board: NSB)が11月16日に発表した報告書「科学・工学における高等教育(Higher Education in Science and Engineering)」によれば、2012年から2021年の間に、米国の大学の科学・工学における学位授与件数は、全ての学位、アフリカ系及びヒスパニック/ラテン系(こうした学位では歴史的に少数派)の学生の間で増加した。一方、同じように歴史的に少数派となっている米国先住民、アラスカ先住民の学生の間では、2021年に科学・工学の学位を取得した学生数は2012年より少なかった。NSBのメンバーで、テキサス大学エルパソ校(University of Texas at El Paso)の学長であるヘザー・ウィルソン氏(Heather Wilson)は、「科学・工学で学ぶ学生は増えているにもかかわらず、我々が、十分な速度でSTEMにおける『不明の数百万人(Missing Millions)』に手を差し伸べていないことは明白である」と述べる。NSBの「ビジョン2030年(Vision 2030)」は、女性やその他の少数派のグループが、米国の科学・工学事業における存在感を高め、米国のSTEM労働力のニーズに対応する一助とすることで、『不明の数百万人』へ手を差し伸べることが急務であることを強調している。報告書には、科学の学問別、学位別、人口動態別、学術機関別、米国内の留学生、他国の学生別のトレンドが含まれている。 National Science Foundation “New report shows we must do more to include “Missing Millions” in science and engineering” (11/16/23)