JPモルガンチェース社(JP Morgan Chase)は今般、人工知能(AI)は今世紀に世界的同盟を揺るがし、新たな大衆主義を煽り、戦争のルールを変えると警告する報告書を発表した。具体的に、AI及び関連の計算能力は、21世紀における最も重要な技術的進展となり、日常生活のあらゆる側面に影響を及ぼし、世界経済を形成し、地政学に変革をもたらすと報告書は指摘する。また、過去の産業・技術革命と同様に、AIの変革的な可能性を最も効果的に活用しつつ、リスク対策を講じることができる国は、今後数十年間に亘り、経済・政治・安全保障上の圧倒的優位性を享受できるという。報告書は、現行の地政学的状況にとって重要な「戦略的軸」として、①強硬姿勢の中国は、自らを「AI開発の最前線」に位置付けるべく、巨費を投資、②米国は中国の台頭に対抗する立場に自らの位置付けを再構築、③欧州連合(EU)は、海外技術への依存削減と域内発のAI能力強化に努力、など7点を挙げている。
JP Morgan Chase “The Geopolitics of AI: Decoding the New Global Operating System” (October 2025)
https://www.jpmorganchase.com/content/dam/jpmorganchase/documents/center-for-geopolitics/decoding-the-new-global-operating-system.pdf
参考:https://www.axios.com/2025/10/14/jpmorgan-ai-global-politics-report