米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は12月11日、国際研究協力に関し、オープンでありながらセキュリティを守るための取り組みの一環として、独立科学諮問グループ「ジェイソン(JASON)」が作成した報告書「基本的研究セキュリティ(Fundamental Research Security)」を発表した。本報告書は、外国政府による基礎研究に対する脅威に関し、NSFがさらに理解を深めるために作成されたもので、今後NSFは、同報告書が提示した結果及び提案事項の分析を開始することになる。本報告書は、①米国における外国人の科学的才能の価値及び必要性、②基礎研究へのアクセスに対する新たな規制制定による顕著な悪影響、③研究公正性に関する考え方を、誓約及び利益相反の可能性の開示を含むように拡大する必要性、④共同研究の開放性とSTEM人材獲得における世界競争力を維持しながら、基礎研究における米国の利益を保護する最善策に関し、アカデミアと米国政府との間で共通理解を保有する必要性、の4点を主な課題として指摘している。