米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は8月17日、科学工学分野の基礎・応用研究に対し、12件の新たな公募案件に総額15億ドル以上を投じると発表した。革新的な研究開発を支援するもので、従来の画一的な助成方式を見直し、研究の特性に応じた最長5年の長期枠や短期の小口助成を柔軟に組み合わせる「ポートフォリオ型」拠出を採用する。研究者が次の資金獲得のための成果作りに追われることのないよう、長期的な視点でパラダイムシフト(大転換点)をもたらす研究に集中できる環境を整える狙いがあり、NSFは研究者に対し、リスクを軽減しつつ斬新なアイデアを迅速に検証していくため、既存の短期的助成制度などの活用も促している。また、AI(人工知能)や自動化技術を活用した新領域の研究を重視しており、メタ研究や自己改善型科学事業を構築していく方針を示しており、若手研究者の積極的な応募も呼びかけている。
NSF “NSF announces $1.5B for foundational research to drive scientific breakthroughs for American technological leadership” (08/17/26)
https://www.nsf.gov/news/nsf-announces-15b-foundational-research-drive-scientific