フィンランドの量子大手、IQMクオンタナム・コンピューター社(IQM Quantum Computers)は6月16日、エネルギー省(Department of Energy)傘下のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)に量子コンピューター「パスファインダー(Pathfinder)」を導入し、稼働を開始したと発表した。オープンサイエンス向けの20量子ビット・システムで、同研究所の世界最高峰スパコン「フロンティア(Frontier)」の高性能計算(HPC)環境に組み込み、ハイブリッド量子HPCエコシステムを開発する。同研究所にとっても初の量子コンピューター商業調達で、これまでのクラウド経由の利用とは異なる、研究機関がインフラや知的財産を直接所有・管理できる同社独自のオンプレミス方式を採用した。同社は世界で23のフルスタック・システムを展開し、今回の米国初進出を機に北米での商業展開を本格化させる。なお、リアル・アセット・アクイジション社(Real Asset Acquisition)との合併を通じ、ナスダック市場への上場を計画している。
IQM “IQM Deploys Its First U.S. Quantum Computer at Oak Ridge National Laboratory” (06/16/26)