ARPA-H、涙で全身状態を常時把握

医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)は3月3日、涙を利用して健康状態を常時監視し、自動で治療を行う涙腺内スマートシステムの開発に資金を提供すると発表した。バイオマーカー分析のための眼科研究所(Ocular Laboratory for Analysis of Biomarkers:OCULAB)プログラムは、一時点でしか把握できない血液検査とは異なり、血液と同様のバイオマーカーを含む涙を活用する。涙管内に超小型センサーを設置することで継続的に疾患を検知し、これに対応したリアルタイム投薬を可能にする取り組みで、コロンビア大学(Columbia University)、ラクリスタット社(Lacristat)、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)、南カリフォルニア大学(University of Southern California)を選定した。4年間で最大7,580万ドルを投じ、まずはドライアイ疾患(Dry Eye Disease:DED)の対策に注力する。将来的には微小センサーや人工知能(AI)を駆使し、糖尿病やうつ病など全身の健康管理へ応用を広げる。

ARPA-H “ARPA-H program turns your eyes into smart health monitors” (03/03/26)
https://arpa-h.gov/news-and-events/arpa-h-program-turns-your-eyes-smart-health-monitors