MITリンカーン研究所(Massachusetts Institute of Technology: MIT Lincoln Laboratory)は10月2日、新型AIスパコン「TX生成AIネクスト(TX-Generative AI Next: TX-GAIN)」を公開したと発表した。生成AI向けに最適化されたTX-GAINは、ピーク性能2エクサフロップス(1秒あたり200京回の浮動小数点演算性能)を誇り、600基以上のエヌビディア社(NVIDIA)製GPU(画像処理半導体)アクセラレーターを搭載する。これにより、並列処理の専門知識がなくても、研究者のワークスペースから素早くモデルを実行し、結果を得ることが可能となったという。主に生物学的防御(バイオディフェンス)や材料開発、サイバーセキュリティなどの分野で活用され、特に大量破壊兵器対策分野ではタンパク質相互作用のモデリング能力が飛躍的に向上し、生物防御における画期的な成果が期待されている。同研究所は、AIモデル訓練時のエネルギー消費を最大80%削減するソフトウェアツールも開発中である。
MIT News “Lincoln Lab unveils the most powerful AI supercomputer at any US university” (10/02/25)
https://news.mit.edu/2025/lincoln-lab-unveils-most-powerful-ai-supercomputer-at-any-us-university-1002