政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は、今般、原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission: NRC)による安全性確保の取り組みについて報告した。これによると、原子力規制委員会による原子力発電所の安全性の監督は、主として、商用原子力発電所の運営の安全性と安全保障を調査・測定・評価する「原子炉監督プロセス(Reactor Oversight Process)」を通じて行われており、発電所のパフォーマンス指標や調査によって懸念が生じた場合はより詳細な追加の検査が実施されている。一方、NRCはライセンシング等を目的として原子力発電所の財務情報を使用しており、一般的に、ライセンス付与後は継続的な監督プロセスへの情報提供として財務情報を使用することはないものの、NRCによれば、必要と判断されればこうした財務情報を見直すことは可能であるという。例えば、NRCは、業界情報をモニターしており、原子力発電所の財務状況に関する情報が安全性に懸念を招く可能性がある場合、発電所に追加情報を要請し、精査することができるという。
Government Accountability Office “Nuclear Power: Nuclear Regulatory Commission Relies on Information From its Reactor Oversight Process to Ensure Safety” (09/23/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-107807