SSTIによる最近の1億ドル以下のベンチャーキャピタル(VC)活動の分析によれば、今年これまでに1,040件の取引が行われ、投資金額合計は約130億ドルであった。バイオへの投資は、VC投資全体の取引件数で14%、投資金額で18%を占める。VC全体にバイオ投資が占める割合は、投資額と共に高まっている。例えば、50万ドル~100万ドルのVC活動においてバイオ投資が占める割合はわずか9%であるが、2,500万ドル~1億ドルの投資活動においては、金額の20%、取引数の19%を占める。また、バイオ投資の取引種別による分布をみると、9%が助成金で44%が後期段階のVCとなっている(これに対してVC全体では4%が助成金で28%が後期段階のVC)。一方で、バイオ企業は、インキュベータ/アクセラレータ、エンジェル、シードファンドの段階で資本へのアクセスが厳しいことも判明した。資金調達が後期段階の投資に集中し、リスク軽減支援として助成金へ依存している点は、初期段階の企業にとり体系的な課題となる可能性がある。
SSTI “Biotech VC funding points to early-stage funding gaps” (09/10/25)
https://ssti.org/blog/biotech-vc-funding-points-early-stage-funding-gaps