世界銀行グループ(World Bank Group)は、「気候行動のための鉱物:クリーンエネルギー移行における鉱物強度(Minerals for Climate Action: The Mineral Intensity of the Clean Energy Transition)」と題する報告書を発表した。それによれば、クリーンエネルギー技術の需要増大に応答するため、グラファイト、リチウム、コバルトなどの鉱物の生産は2050年までに約500%増加する可能性があるという。報告書は、気温の上昇を摂氏2度以下に抑えるために必要とされる風力、ソーラー、地熱電力、エネルギー貯蔵を導入するには、30億トン以上の鉱物及び金属が必要になると試算している。報告書はまた、クリーンエネルギー技術によってより多くの鉱物が必要となるが、その生産に伴う炭素排出は化石燃料技術によって排出される温室効果ガスのわずか6%であるとしている。
World Bank “Mineral Production to Soar as Demand for Clean Energy Increases” (5/11/20)