米特許商標局(U.S. Patent & Trademark Office: USPTO)は4月27日、「人工知能(AI)が発明者となることはできない。現在、自然人(natural persons)のみが特許を得る権利がある」とする判断を発表した。昨年、2つのありふれた特許出願(特殊食品容器と非常時用懐中電灯)を巡り、「発明者が人間である必要はあるのか?」という疑問が世界中の特許規制局に広がった。なぜならこの2つの発明は、物理学者でAI研究者のステファン・テイラー氏(Stephen Thaler)が作り出したAIシステム「DABUS」によるものだったからである。USPOTは今般、「DABUS及びその他のいかなるAIも、特許出願で特許の発明者として記載することはできない」との判断を示した。テイラー氏側は、「自分はDABUSの発明を手伝っておらず、DABUSが発明者として記載されるのが正しい」と主張していた。英国では、非自然人が発明することを禁じた特許法により、DABUSの特許出願は拒否された。USPTOが発表した判断は、英国の見解に倣ったことになる。
Vice “Artificial Intelligence Cannot Be Inventors, US Patent Office Rules” (4/28/20)