DARPA、人体向けトラベル・アダプターを構築するプログラムを開始​

渡航者である兵士は、時差による睡眠障害や安全な食料及び水への限定的アクセスなどで渡航者特有の疾病に悩まされる。睡眠不足に対する現行の手法は、化学的手法に頼り、結果として疲労につながることが多い。また、食料という点では、兵士は通常、軍が供給する食料に依存しているが、それが物理的に難しい場合、地元の食料や水を摂取することになり、下痢などの疾病につながることもある。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の新しいプログラム「状況に準備するのための先端適応・保護ツール(Advanced Acclimation and Protection Tool for Environmental Readiness: ADAPTER)」は、医療機器及び合成生物学の進展を通じて、人体のためのトラベル・アダプターを開発することを狙いとしている。このトラベル・アダプターは、埋め込み式または摂取式のバイオ電子装置(bioelectronic carrier)で、兵士は自分の生理機能を制御できるようになるというもの。睡眠サイクルを伴い、安全でない食料や水を摂取した後に下痢の原因となるバクテリアを排除することを意図した総合的なシステムである。​

Defense Advanced Research Project Agency “DARPA Program to Build Travel Adapter for Human Body” (4/6/20)