米国企業のイノベーション率が低下 中小企業は大幅減

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)傘下の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)は2月11日、2023年年次事業調査(Annual Business Survey: ABS)で国内企業のイノベーション率が低下したと報告した。前年度データに基づく調査で、従業員1人以上を雇用する企業約490万社のうち、2020年から2022年の期間に何らかのイノベーションを導入した企業は23%で、2016年から2018年の30%から減少した。特に製品イノベーションについて取り組んだ企業は19%から10%へと大幅に減少し、その主因は従業員250人未満の中小企業における同活動の低迷と、サービス分野での同率が15%から8%へほぼ半減したことによる。またその他にもコストの高さ(41%)、熟練従業員の不足(36%)、社内資金不足(35%)が要因として挙げられた。一方、ビジネスプロセスイノベーションは19%から20%へわずかに増加し、業界別ではソフトウェア出版業界が54%と最も高く、航海・測定・電子医療・制御機器産業が46%と続いた。

NSF “Innovation Data from the 2023 Annual Business Survey: Data Year 2022” (02/11/26)
https://ncses.nsf.gov/pubs/nsf26306