アメリカン・クリーン・パワー協会(American Clean Power Association: ACP)は12月4日、2025年第3四半期に太陽光・風力・蓄電池の新規導入が前年同期比14%増の11.7GWと過去最高を記録したと発表した。これは一般家庭160万世帯以上の電力供給に十分な量で、蓄電池も新たに4.7ギガワット(GW)増となり、四半期で過去最高を更新した。一方で報告書は、電力購入契約(Power purchase agreements : PPA)は前年同期比31%減となったことを指摘しており、予測指標は懸念すべき状況を示しているという。特に、開発パイプラインは18万6,185メガワット(MW)と最大規模でありながら伸びは横ばいで、電力需要は堅調であったものの、買い手に乏しく、税額控除など連邦レベルの政策不透明感から、需要家が様子見姿勢を強めている様子であるという。これらを背景に、ACPは人工知能(AI)やデータセンター、製造業回帰で急増する電力需要を国内クリーン電源で賄うため、安定した政策・規制枠組みの早期整備を訴えている。
ACP “REPORT: Q3 Market Report Shows Strong Quarter of Deployment, but Signs Point to Long-Term Slowdown Risk” (12/04/25)