米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine: NASEM)は12月10日、空軍省(Department of the Air Force: DAF)のデジタル変革が国の優位性確立に不可欠と発表した。設計反復や開発・配備の加速、維持管理など全工程において、データが途切れることなく引き継がれる共通デジタル基盤上で行うことが重要とし、同省全域にデジタル・エンジニアリング・アーキテクチャを導入した包括的戦略を採用するよう提言した。特に空軍装備司令部のデジタル資材管理戦略、空軍維持センターのデジタル作業環境、ボーイング社(Boeing)によるT-7Aレッドホーク先進ジェット練習機の完全デジタル設計開発を例に挙げ、基盤設備の向上、情報連携の強化、契約手法の改善が必須であると指摘している。さらに、変革を主導する責任者の設置、情報セキュリティの確保、技術人材の育成、資金調達の集中化も提言、同分野のリーダーシップ強化と資源配分の見直しにより、将来の複雑な作戦環境における優位性を維持できると結論づけている。
National Academy “Digital Transformation in the Department of the Air Force” (12/1025)
https://www.nationalacademies.org/publications/29198
参照記事:NASEM “Digital Transformation in the Department of the Air Force” (12/10/25)
https://nap.nationalacademies.org/resource/29198/One-pager_Digital_Transformation_Air_Force.pdf