ディフェンスニュース(DefenseNews)は12月10日、空軍がAIを活用し、従来よりも最大1万倍高速で防衛戦争ゲームを実行する「ウォーマトリックス(WarMatrix)」システムを導入すると報じた。人間中心の設計で、検証可能なクラウド基盤「デジタル・サンドボックス(Digital sandbox)」を構築し、従来のアナログ的アプローチから脱却し、シミュレーションの迅速化・効率化を図ることが目的である。このシステムは数百名規模の関係者と数万規模の作戦組織に対応し、既存のシミュレーション・統合・モデリング(Advanced Framework for Simulation, Integration, and Modeling: AFSIM)との互換性があり、国家機密情報区分(Unclassified、Secret、TS/SCI/SAP)への対応も可能になる。また部隊設計や戦闘計画の検討で数千回に上るシミュレーションを短時間で実行できることも特徴で、指揮官の議論をリアルタイムで記録・分析する機能や、AIが行動方針(Courses of Action: COA)の策定をリスク評価や資源配分の観点からランク付けし助言する機能も盛り込まれる。
DefenseNews “US Air Force wants AI to power high-speed wargaming” (12/10/25)
https://www.defensenews.com/air/2025/12/09/us-air-force-wants-ai-to-power-high-speed-wargaming/