ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)は10月6日、2025年8月の留学生入国者数が前年同月比で19%減少し、パンデミック期を除いて過去最大の落ち込みを記録したと報じた。トランプ政権によるビザ処理の遅延、19カ国に対する渡航制限、パレスチナ支持による国外退去、学生ビザ審査の厳格化などが影響したという。特にアジアからの留学生は24%減少し、全留学生の3分の1を占めるインドからは44%、中国からも引き続き減少傾向が続いており、大きく影響を受けるのは、科学・技術・工学・数学(STEM)大学院課程や芸術大学、キリスト教系の大学、州立大学であるとも指摘している。国際教育に特化した非営利団体の全米国際教育者協会(Association of International Educators: NAFSA)は、今秋の新規留学生登録が30~40%減少し、経済への影響は約70億ドルに上ると予測しており、「学生らは米国教育の質への信頼を失ったのではなく、政府の留学生に対する姿勢への信頼を失った」とし、この影響は長期的に続くとみている。
The New York Times “Nearly 20 Percent Fewer International Students Traveled to the U.S. in August” (10/06/25)
https://www.nytimes.com/interactive/2025/10/06/upshot/us-international-student-travel.html