北極圏警備強化へ砕氷船11隻建造を承認 フィンランドと連携

大統領府は10月9日、国内外で最大11隻の北極圏警備艇(Arctic Security Cutters: ASC)の建造を承認する大統領覚書に署名したと発表した。覚書によると、外国での建造を国家安全保障上の必要性として認める大統領権限を行使し、まず最大4隻をフィンランドの造船所で建造し、その後フィンランドの専門技術を活用して最大7隻を国内造船所で建造する計画である。現在、沿岸警備隊(U.S. Coast Guard)が運用する極地艦隊は1976年就役の老朽船と先月就役した元商用船の2隻のみで国家安全保障上のリスクとなっており、沿岸警備隊は北極圏での通年任務遂行には少なくとも9隻のASCが必要としている。トランプ大統領は、外国の敵対勢力による北極圏での軍事的・経済的な攻勢が米国の主権、航路、エネルギー資源を脅かしていると指摘し、外国での建造は重要な能力不足を埋める一時的措置であり、将来の国内造船業への投資を促進すると強調している。

The White House “Fact Sheet: President Donald J. Trump Authorizes Construction of Arctic Security Cutters” (10/09/25)
https://www.whitehouse.gov/fact-sheets/2025/10/fact-sheet-president-donald-j-trump-authorizes-construction-of-arctic-security-cutters/