サイトライン・クライメート社(Sightline Climate)は2月24日、2026年に稼働予定のデータセンター容量の30~50%が期限までに稼働しない可能性が高いと発表した。同社は2024年以降に発表された777件、計190GWの大規模データセンターを調査、2026年に予定される16GWのうち建設が確認できるのは約5GWにとどまると指摘した。また残る約11GWは未着工であることに加え、2025年には予定容量の26%が遅延し、10%が運営開始を後ろ倒ししており、通常12~18カ月とされる建設期間を踏まえると計画の信頼性が低下しつつあるという。背景には電力供給網の逼迫があり、ハイパースケーラー各社はオンサイト発電やハイブリッド型への移行を進め、その割合は全体プロジェクト数のわずか1割未満で、全体容量の半分近くを占める規模に達した。電源未公表案件も半数に上り、実行可能性の見極めが難しくなっている。こうした状況の中で、グーグル社(Google)やアマゾン社(Amazon)の発電投資など、自前で電源を確保する動きも広がっている。
sightline climate “Data center outlook: half of 2026 pipeline may not materialize” (02/24/26)
https://www.sightlineclimate.com/research/data-center-outlook
参照記事: Axios “Global AI data center boom hits delays” (02/24/26)
https://www.axios.com/2026/02/24/ai-data-center-boom-projects-numbers