アクシオス(Axios)は11月6日、英シェル社(Shell)と三菱商事(Mitsubishi Corporation)が、炭素除去新興企業のアブノス社(Avnos)に計1,700万ドルを投じると報じた。大気中二酸化炭素(CO2)と水を同時に回収するアブノス社の直接空気回収(Direct Air Capture: DAC)施設「プロジェクト・シーダー(Project Cedar)」を2026年末に稼働させる計画で、従来の加熱を必要とするDAC手法と異なる、同社の水を利用したCO2分離技術、湿度スイング(Moisture swing)法により、エネルギー消費を大幅に削減しつつ、年間3,000トンの炭素除去及び6,000トンの水生産を目指す。また除去コストも現在の1トンあたり約250ドルから将来的には100ドル未満にし、CO2の地中隔離や建材への組み込みに加え、航空燃料の原料やデータセンターの冷却水需要などでの技術活用に広げるという。同社はこれまで海軍海事研究局(Office of Naval Research)やエネルギー省(Department of Energy)とのプロジェクトも進行させ、調達総額は1億ドルを超えているという。
Axios “Exclusive: Shell backs plan to scale direct air capture project” (11/06/25)
https://www.axios.com/2025/11/06/avnos-direct-air-capture-shell-mitsubishi